ブルペナント
ブルペナントでの取引方法
ブル(上昇)ペナント(ペナント=旗)は強気の
コンティニュエーション(継続)パターンで、
保ち合い期間が終わった後、上昇トレンドへの延長を示すものです。
フラッグのように2本の平行線の中で値動きが保ち合いとなるのではなく、ペナントでは2本の収束線を使ってブレイクアウトが起こるまでの間に、値動きが保ち合いとなります。
下記の例でわかる通り、ペナントの取引はフラッグの取引と非常に似たプロセスです。
ここでは、ブルペナントとは何か、その構造や、長所と短所を見ていきます。
その後、ブルペナントでの取引で利益を上げるための戦略もご紹介します。
ブルペナントが教えてくれること
ブルペナントは、強気のフラッグとよく似ています。
どちらも2つの局面で構成されています。それは、強い上昇トレンドと保ち合い相場です。
ペナントは細い二等辺三角形のような形で、ペナントの形のように徐々に高値と安値が近づき、最終的にトレンドの方向へ抜けていきます。
上昇トレンドの中で起こる保ち合い局面でなければ通常のトライアングルに過ぎません。
したがって、上昇の動きは旗竿に分類され、その上にペナントが来る形となります。
短期的な上昇トレンドを確立した後、高値の下で保ち合い局面が始まりました。
2本の収束線が高値と安値を結び、交差します。この例では、2本の線の範囲内で保ち合い局面が比較的長く続く
ブルフラッグとは異なり、すぐにブレイクアウトが起こります。
フラッグと同様、ブルペナントも3つの要素で構成されています。
- 旗竿 -上昇トレンドが発生している。
- ペナント - 2本の収束線の間で保ち合い局面となる。
- ブレイクアウト - 他保ち合いからレジスタンスラインをブレイクすることでパターンが有効になり、サポートラインのブレイクでパターンが無効となります。
市場の動きは垂直方向に一直線に起こるものではないので、支配する側は戦術的にゲームを進め、攻撃の合間を縫って休憩を取らなければなりません。
そのため、買い方は最近の利益を固めて、小さな下方修正を許容したいと考えています。
一時的な小休止の後、価格は爆発的にブレイクアウトする傾向があります。
ブルフラッグと同様、保ち合い局面では、先に上昇した足(旗竿)の50%フィボナッチ・リトレースメントを超えてはいけません。
50%を下回る水準で生じたプルバックは、上昇トレンドがそれほど強くないことを示しています。
したがって、強いブルペナントは、38.2%付近で修正を終了した後、上側のトレンドラインをブレイクします。
長所と短所
強気のペナントは、既存の上昇トレンドがさらに伸びるのを助長する傾向があるため、コンティニュエーション・パターンと言えます。
要するに、ペナントはトレーダーが現在のトレンドの段階を特定するのに役立ちます。
ペナントは、2本の収束線と旗竿によって取引レベルが正確に定義されているため、取引が非常に簡単です。
旗竿、ペナント、ブレイクアウトの3つの条件をすべて満たすフォーメーションで、38.2%程度の修正で終わるものは、強気のペナントパターンです。
修正期間が短く、穏やかであればあるほど、上昇トレンドは強くなり、最終的にブレイクアウトが発生しやすいといわれています。
ペナントはフラッグと同じ弱点を持っており、長期にわたる保ち合い局面では
リバーサル(反転)パターンになることがあります。
このため、ブレイクアウトが発生する前には取引を開始せず、ブレイクアウトを確認する際には必ず他のテクニカル指標も参考にすることが重要です。
ブルペナント・パターンを見つける
コンティニュエーション・パターンであるブルペナントを見つけるには、まず上昇トレンドを見極めることが重要です。
もし、ペナントの形をしていたら、ブレイクアウトを確認後、すぐに市場に参入できるよう準備しておく必要があります。
下のEUR/USDの1時間足チャートで一例を見てみましょう。
短期的な上昇トレンドの後、値動きは穏やかに下方修正し始めます。この修正の形が三角形であることがわかります。
これは強気のペナント・チャート・フォーメーションです。
上昇トレンドが強いため、一時的な小休止はむしろ短く、強気筋は自信に満ち溢れており、トレンドをさらに伸ばしたいと考えています。
保ち合い相場が始まってからわずか数時間後に、強力な強気のローソク足で上側のラインを実際にして終了しました。
ブルペナントでの取引
先ほど、トレーダーはブレイクアウトが起こるのを待ってからロングトレード(買い)に入るようお勧めしました。
これは、保ち合いの後、トレンドが継続しない場合、トレンドの方向性が変わってしまう可能性があるため、反転の可能性から身を守るためです。
したがって、ペナントチャートのパターンも、ブレイクアウトが起こるまでは静観しておくのが良いでしょう。
すべてのローソク足チャートパターンと同様に、エントリーには2つの選択肢があります。
ブレイクアウトしたローソク足がペナントの上側のラインよりも上で引けたら(つまり終値が確定したら)すぐに取引を開始することができます。
一方、ブレイクされたペナントを再び試すようなスローバックを待つという選択肢もあります。
後者は、エントリーが低価格で行われ、逆指値がエントリーに非常に近いため、リスクが非常に小さく、リスク・リターン比率が大きくなっています。
前者は、スローバックが発生するとは限らないため、取引機会を逃さないように設定しています。
上のEUR/USDチャートを見ると、スローバックは起こりませんでした。
これは、最初の上昇トレンドの強さを考えると想定しやすいでしょう。実際、1時間足チャートで10本の連続した強気のローソクを記録しました。
最初の選択肢の方がより確実なので、ここではそちらを選択することとします。
エントリーはブレイクアウトが終わったときの価格で行い、逆指値はブレイクアウトのローソクとウェッジのすぐ下に設定します。
一般的に、逆指値は上側のレジスタンスラインの下に置かれますが、今回のケースではブレイクアウトが起こったときに、2本のトレンドラインがほぼ交差していたため、トライアングルが非常に狭くなっています。
指値は、ブレイクアウトのポイント(斜めのトレンドライン)から旗竿をコピー&ペーストして特定します。
トレンドラインの終点は、ブルペナント・パターンが完成する水準を示唆しています。
取引を開始してから数時間後、指値注文が有効になりました。30pipsのリスクを負い、120pipsの利益を得て取引を完了したため、
リスク・リターン比率は1:4と驚異的な水準となりました。